昨日はとうとう更新をさぼりました。まいっか。

取ってつけたようにブッキの写真ですが、私の心の中は今、昨日見た、とんでもなく素晴らしいホームスパンのストール達でいっぱい。
私が勉強し始めた(ばかり)のホームスパンは、刈り取られた羊の毛を自分で洗い、時に染め、手で(ここは機械を使う人もいますが)カーディングといってブラシをかけて毛並みを整え、紡いで糸にして、織り、縮絨(膨らみを出す為に洗う作業)して布にする、という何とも手間のかかる織物です。イギリスではこれをスーツなどに仕立てる(ツィードって単語が有名ですね)のが伝統産業ですが、手作業ですべての工程をこなす習慣はもう残っていないようです。明治時代に日本に入ってきたホームスパンは岩手を中心に栄えたもの、日本の羊を育てる歴史は浅く、イギリスほど一般的とは言えないような気がします。でも手作業を重視したホームスパンは日本にこそ その形を残し、最近では、巻物を中心にホームスパンものを専門とする作家さんを、全国に見かけるようになりました。ただ、その素晴らしさが伝わる作品を作ることはとても難しいようだ と言うのが、ここのところ足しげくクラフトフェア等に通う私の正直な感想。
でも心底素晴らしい、と思える作品達を先日自分の目で見る事ができました。

竹崎万梨子さんです。
この秋冬のアルネ08号の表紙を飾っています。

仕立てる為の布を目的とするイギリスのホームスパンとは違って、巻物を中心に制作をされている竹崎さんのストール達は、軽くて膨らみがあり、暖かくて上品で存在感たっぷり。羊の毛がどんなに素晴らしくて可能性を秘めたものか、その作品を見て触れると分かる。(身につけるともっと分かる。)

アルネのギャラリー&ショップであるイオギャラリーでの展示販売でしたが、お値段がお値段なだけに手は届かず。でも私も巻かせてもらいました。
もうね、すごいんですよ。自分自信がちょっと特別になったような、そして優しくてきれいな空気に包まれたような、そんな気分に一気になりました。
イギリスの伝統的なホームスパン生地で仕立てられたスーツは、着れば着るほどその良さが分かると聞きます。竹崎さんのストール、使い込んだ時にどんな表情になるのか、いつか目にできる機会があればいいな。きっと素晴らしいに違いない。
一日経った今も興奮がさめず、初心者ながらつい語ってしまいました。失礼致しました。
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学芸大学の古道具屋さんCoupeで見つけた、紙版画の猫カレンダー。こんな封筒に入ってます。500en。

この目つき、たまらない〜。作者の飼い猫達がモデルで、毎年作ってるんだって。これはいいー!
キャバリアカレンダーは寝室にコッソリ飾るつもりだけど、これは額にでも入れて目に入りやすいとこに飾りたいな〜、、、

ってごめんね、ブッキ。

学芸大学駅から徒歩数分のところにあったバーデンバーデンは、私のとってもお気に入りのお店の一つでした。アメリカにいる間も、行きたい行きたい、と思い出すのは大抵バーデンバーデンとヒナタノオト。
帰国してみたら、ヒナタノオトは移転していました。以前の店舗の雰囲気が大好きだっただけに、ちょっぴり残念だったけど、今もお店は健在(むしろ広くなったのかな)だし、一番好きなイベント「工房からの風」も継続されていた。(来訪者がすごく増えててびっくりしたけど。)
でもバーデンバーデンは、昨年末に閉店。帰国した時にはすでに営業は終わっていました。道路計画の為の立ち退きだそうで、あの空間がなくなってしまうなんて残念すぎる。でも工事が始まるまでの暫くとして、この一年間は不定期で展示会を継続されていたようです。
そんなバーデンで金曜日から行われているのが、大好きなKIYATAさんの展示会。木彫り作家のご夫婦です。

このムササビランプの作者さん。
最近特に大人気のKIYATAさん。すごい数のお客さんでした。今回は小物から家具まで、本当に様々な作品を用意されていて、どれも本当にステキ。(欲しい!)
そして、今回は作業の様子も拝見することができました。これがすごかった!

平面だった木の欠片から、あれよあれよという間に丸いリスのシッポが掘り出されてくる。案外大きな刃物を使うんですね。思わず見入ってしまう。。。そこに何があるべきか、KIYATAさんには見えてるんだろうな〜。本当にすごい。

ランチの時に偶然!七色のスポットライトを浴びた(笑)私のシロクマバッグ。この子も、こうやって丁寧に丁寧に、何度も何度も削られて、こんな可愛い姿になったんですね。
この感動の記念に(?!)、小鳥ものを一つだけお願いしました。展示会が終わったら、我が家にやってきます。いつも大事にしてきたけど、これからはもっともっと大事にするゾ。

多分、私が最後に見る事になるバーデンバーデン。できれば、以前の静かで、ここだけ時間の流れが違うような、あの空間をもう一度と思ってました。でも行ってみて分かった。ここはすでに閉店している空間。また新しい空間にお邪魔できる日を首を長くして待っています。

さっき届いたばかりのこれ。分かり易く「韓国食材」です~♪
サンディエゴから戻ってきて、恋しく感じる食べ物はそう多くないのですが(果物、お菓子など)、韓国料理はとってもとっても恋しかった!特にキムチ。

もちろん、日本でも最近は美味しいキムチが買えるのですけど、私の食べるスピードだと経済的に厳しい。
と言うわけで、キムチの材料+α、α、αとしているうちに、こんな立派な故郷小包便みたいなことになりました。

今夜は久々のカルグクス칼국수だぁ~^-^/

活動休止中、家でTVと映画ばかりみてました^^;
友達の勧めで見始めた「泣くな、はらちゃん」と「最高の離婚」が楽しみで楽しみで(笑。
きっと「最高の離婚」は主演メンバーを見ても、きっと高視聴率をとっているだろうな。
「泣くな、はらちゃん」はどうだろ?でもとってもいいドラマと思います。これぞTVドラマって感じ。
映画でもアニメでも出来ないことってありますよね~。
主役の麻生さんがいいのはもう分かりきったことだけど、長瀬さんってこんなによかったっけ?
こういう役上手なんですねー。今回なんて、まさかのTVで号泣ですよ、私(笑。
気づけば口ずさんでいる、この歌。

歌詞はちょっと後ろ向きですが(笑)、番組を見ているうちにこれに癒されるようになってきちゃった。
次回が最終回です。